子供の頃、約20年前に師にベルトを買ってもらいました。
今でもそのベルトを受け取った時のことを鮮明に覚えています。
私の母と、当時高校生くらいの兄が何かの理由で東京に行き、師に会い
そこで兄が師に5,000円くらいの皮のベルトを買ってもらい
その時に師が「それ弟も欲しがるんじゃない?」
と言ってくれたらしく、私の分まで買ってくれた。
私は宮城の自宅でそれを受け取りました。
子供だった私はまず、5,000円もするベルトなんてあるのかと驚きました。
そして「東京で買ってもらった5,000円もするベルトだ」と友達に自慢していました(笑)
その頃は更に、兄と一緒だということもうれしかったのです。
その恩を受けて今思うのが
自分が同じ状況だったらその行動がとれるのかということです。
甥、姪になにか買って
「それ弟も欲しがるんじゃない?」
と気遣えるのか。
いや、気遣えるのかではなく、やらなくてはならない。
自分も同じことができるようにならなくてはならない。
ベルトのことから、そう気づいた今日でした。
今日もありがとうございました。