今日はサヘル・ローズさんというイラン生まれで、現在は日本のタレント・モデルをされている方の記事を見ました。

 

サヘルさんはイラクで11人兄妹の末っ子で生まれ、

土を塗り固めて乾燥させただけの家に両親合わせて13人で暮らしており

父の給料では家族を養いきれず、その日食べるものを兄妹で奪い合う日々を送っていました。

 

そして4歳の時、イラン・イラク戦争の空襲により全ての家族を失ったそうです。

 

そこでフローラさんという当時女子大生の方にサヘルさんは引き取られました。

 

しかしフローラさんの家族は、サヘルさんを引き取ることに猛反対。

結局、フローラさんはサヘルさんと家を出ることに。

 

そしてフローラさんは、日本に留学中である婚約者の男性を頼りにサヘルさんと来日します。

同居してすぐにその男性がサヘルさんに暴力をふるうようになり、フローラさんは男性と別れ、サヘルさんと公園の土管の中で寝るように。

 

そんな中、サヘルさんが通う小学校の給食調理の女性が住まいや仕事を世話してくれ、家と仕事は見つかりました。

 

しかしサヘルさんは小学校でいじめにあい、家で母のいないうちに自殺を決意します。

そこで帰宅したところ、いないはずのフローラさんが泣き崩れているのを見つけます。そこでフローラさんの手を握り締めた時、シワだらけでごわごわであることに気付きます。

自分のために、綺麗な母が年老いたことに気付き、サヘルさんはそこで恩返しを決意したとのこと。

 

そこから女優になるために日本のオーディションを受けはじめ、フローラさんの願いだった大学にも通い、舞台やテレビで活躍、現在はオスカー賞をとることが夢だそうです。

 

どのエピソードも壮絶、過酷すぎて自分はどれだけ良い環境にいるのかがわかります。

そしてこういった方がいるとわかり、自分の苦労話しとか、自分がどれだけやってきたとかいう話しがいかにちっぽけで無意味かもよくわかりました。

 

そんな生きる糧になるサヘルさんの人生を学んだ今日でした。

今日もありがとうございました。

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