今日は「インプラントをしていても、ケアを怠ると歯周病によりインプラントが脱落する」ということを学びました。

私の母がインプラントをしているので、母はもちろん、息子としてもこれは必修科目です。

1.インプラントをしても、ケアが必要

インプラントは天然の歯に似た機能を持ち、見た目も自然ですが、それでも適切なケアが必要です。インプラント周辺の歯周組織は、天然歯と同様に細菌感染や炎症の影響を受けます。これらの問題が放置されると、歯周病を引き起こし、インプラントの骨結合が弱まることがあります。その結果、インプラントが脱落するリスクが高まります。

2.インプラントのケアを怠ると、脱落する

インプラント周辺の歯周病は、インプラント周囲炎(peri-implantitis)と呼ばれ、これが進行するとインプラントの骨結合が破壊されます。研究によれば、インプラント周囲炎の発症率は、インプラント患者の約10-43%に及ぶことが報告されています。インプラント周囲炎が放置されると、最終的にインプラントの脱落につながる可能性があります。

3.インプラントのケアのやり方

インプラントの適切なケア方法は以下の通りです。

  • ブラッシング: インプラントも天然歯同様、1日2回以上のブラッシングが推奨されます。柔らかい毛先の歯ブラシを使用し、インプラント周囲の歯茎や隣接する歯も丁寧に磨きましょう。
  • デンタルフロス: インプラントと隣接する歯との間には、デンタルフロスを使用してプラークを除去します。インプラント専用のフロスも市販されています。
  • 次亜塩素酸水でのうがい: ブラッシングやフロッシングが困難な部位のプラークやバイオフィルムの除去に役立ちます。
  • エアフローによるクリーニング: 歯科医院によるエアフロークリーニングにより、バイオフィルムが除去できます。
  • 歯科検診: 歯科医による定期的な検診は、インプラント周囲炎の早期発見と治療に重要です。検診では、歯科医がインプラントの固定度や周囲組織の状態を確認します。

以上のケア方法を遵守することで、インプラントの長寿命化と機能維持を図ることができます。

まとめ: インプラントは、適切なケアが施されることで天然の歯と同等の機能を長期間発揮することができます。しかし、ケアを怠ると、インプラント周囲炎という歯周病を引き起こす可能性があり、これが進行するとインプラントの脱落につながります。日々の口腔ケアと定期的な歯科検診を行うことで、インプラントを健康な状態で保つことが可能です。

今日もありがとうございます。

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